看護師として働きながら、資格の勉強をするのは大変ですよね。
夜勤、残業、委員会、研修、家事、育児。
毎日忙しくて、勉強する時間を作るだけでも大変だと思います。
でも、そんな看護師にこそおすすめしたい資格があります。
それが、FP3級です。
FPとは、ファイナンシャル・プランナーのことです。
家計管理、保険、年金、税金、NISA、相続など、生活に関わるお金の基礎を学べる資格です。
私は看護師として働きながらFP3級を取得し、その後FP2級も取得しました。
実際に勉強して感じたのは、FP3級は「仕事のためだけの資格」ではなく、自分と家族の生活を守るための資格だということです。
この記事では、看護師がFP3級に合格するにはどれくらい勉強すればよいのか、忙しくても続けやすい勉強法について紹介します。
看護師にFP3級がおすすめな理由
看護師は、医療や看護の知識はたくさん学びます。
しかし、学校や職場で「お金のこと」をしっかり学ぶ機会は少ないのではないでしょうか。
でも実際の生活では、お金の判断をする場面がたくさんあります。
たとえば、
- 保険は入りすぎていないか
- NISAを始めた方がいいのか
- iDeCoは自分に合っているのか
- 老後資金はどう準備するのか
- 年金はどれくらいもらえるのか
- 住宅ローンや教育費をどう考えるのか
こうした悩みは、誰にでも関係があります。
看護師資格は、収入を得るための大きな力です。
そこにFPの知識が加わると、稼いだお金を守り、将来に備える力がつきます。
つまり、看護師資格とFPの知識はとても相性が良いです。
特にFP3級は、お金の勉強を始める第一歩としておすすめです。
FP3級の勉強時間はどれくらい必要?
FP3級の勉強時間は、人によって差があります。
すでに保険や税金、NISAなどに興味がある人は、理解しやすい部分も多いと思います。
一方で、お金の勉強がまったく初めての人は、少し時間がかかるかもしれません。
私の感覚では、まずは10時間くらいで全体像をつかむことを目標にすると始めやすいです。
ただし、10時間で必ず合格できるという意味ではありません。
最初の10時間は、
「FP3級ではどんなことを学ぶのか」
「家計・保険・年金・税金・投資の全体像はどうなっているのか」
を知る時間と考えると良いです。
そこから問題集や過去問を解いていくことで、合格に近づいていきます。
初心者の方は、焦らずに少しずつ進めれば大丈夫です。
まずは10時間で全体像をつかむ
FP3級の勉強を始めると、最初は聞き慣れない言葉が出てきます。
「所得控除」
「公的年金」
「生命保険料控除」
「投資信託」
「相続税」
最初からすべてを完璧に覚えようとすると、疲れてしまいます。
だからこそ、最初の目標は完璧に覚えることではなく、全体像をつかむことです。
たとえば、10時間をこのように使います。
- 1時間:FP3級で学ぶ内容をざっくり確認する
- 2時間:ライフプランと年金を読む
- 2時間:保険の分野を読む
- 2時間:税金の分野を読む
- 2時間:投資・NISAの分野を読む
- 1時間:相続や不動産の分野を読む
最初は「なんとなくわかった」で大丈夫です。
一度全体を見ると、2回目に読むときに理解しやすくなります。
忙しい看護師におすすめの勉強スケジュール
看護師は勤務が不規則です。
毎日同じ時間に勉強するのが難しい人も多いと思います。
そのため、無理なスケジュールを立てるより、生活に合わせた勉強法にすることが大切です。
1日15分コース
一番おすすめなのは、1日15分だけ勉強する方法です。
15分なら、忙しい日でも取り組みやすいです。
たとえば、
- 出勤前に15分読む
- 休憩時間に1ページだけ読む
- 寝る前に問題を5問だけ解く
- 通勤中にスマホで確認する
このくらいで大丈夫です。
1日15分でも、1週間で約1時間45分になります。
1か月続ければ、かなりの勉強時間になります。
大切なのは、長時間勉強することよりも、少しずつ続けることです。
休日まとめて1時間コース
平日は疲れて勉強できない人は、休日にまとめて1時間でも大丈夫です。
看護師は仕事で疲れやすいので、無理に毎日やろうとすると続かないことがあります。
休日に、
- テキストを1章読む
- 問題集を20問解く
- 間違えたところを確認する
この流れだけでも十分です。
大事なのは、勉強しない自分を責めないことです。
できる日に、できる範囲で進めれば大丈夫です。
夜勤明けは無理しないコース
夜勤明けは、勉強しなくて大丈夫です。
眠気や疲労が強い状態で無理に勉強しても、頭に入りにくいです。
夜勤明けは、まず休むことを優先しましょう。
どうしても何かしたい場合は、
- テキストを1ページだけ眺める
- 動画を少しだけ見る
- 問題を1問だけ解く
この程度で十分です。
自己投資は大切ですが、健康を削ってまでやるものではありません。
看護師にとって、健康も大切な資産です。
FP3級はテキスト1冊から始めればOK
FP3級の勉強は、最初からたくさんの教材をそろえる必要はありません。
まずは、初心者向けのテキストを1冊選ぶことから始めましょう。
テキストを選ぶときは、次のポイントを確認すると良いです。
- 最新年度版である
- 図やイラストが多い
- 初心者向けに説明されている
- 文字が詰まりすぎていない
- 問題集とセットで使いやすい
- 口コミが良い
FP試験は制度や数字が変わることがあるため、古いテキストではなく、最新版を選ぶことが大切です。
また、看護師は忙しいので、読みやすいテキストを選ぶのがおすすめです。
難しい本よりも、まずは「読み続けられる本」を選びましょう。
問題集も一緒に使うと理解しやすい
テキストを読むだけでも勉強になりますが、合格を目指すなら問題集も使うのがおすすめです。
理由は、問題を解くことで、どこが理解できていないかがわかるからです。
テキストを読んでいると、なんとなく理解した気になります。
でも、実際に問題を解いてみると、
「あれ?ここがわかっていなかった」
と気づくことがあります。
勉強の流れは、このようにすると進めやすいです。
- テキストをざっくり読む
- 問題集を解く
- 間違えたところをテキストで確認する
- もう一度同じ問題を解く
これを繰り返すことで、少しずつ知識が定着していきます。
看護師がFP3級を勉強すると生活に役立つこと
FP3級を勉強すると、試験に合格するだけでなく、普段の生活にも役立ちます。
保険を見直すきっかけになる
保険は、なんとなく加入している人も多いと思います。
FP3級を学ぶと、公的保険や民間保険の基本がわかるようになります。
すると、
「この保険は本当に必要かな?」
「入りすぎていないかな?」
と考えるきっかけになります。
NISAやiDeCoが理解しやすくなる
NISAやiDeCoに興味があっても、制度がよくわからないと不安になります。
FP3級では、投資や税金の基本も学べます。
そのため、NISAやiDeCoの仕組みを理解しやすくなります。
年金や老後資金の不安が減る
老後のお金は、多くの人が不安を感じる部分です。
FP3級では、公的年金や老後資金についても学びます。
知らないから不安だったことが、少しずつ見えるようになります。
家計管理がしやすくなる
FP3級を学ぶと、収入、支出、貯蓄、保険、投資をまとめて考えやすくなります。
なんとなく使っていたお金を、
「何に使うお金か」
「将来のために残すお金か」
と考えられるようになります。
怪しい投資話に気づきやすくなる
お金の知識がないと、怪しい投資話や高額な情報商材に不安をあおられてしまうことがあります。
FP3級で基礎を学ぶと、
「元本保証で高利回りは危ないかも」
「必ず儲かるという話は注意しよう」
と気づきやすくなります。
自分のお金を守るためにも、お金の基礎知識は大切です。
勉強を続けるコツ
FP3級の勉強を続けるコツは、完璧を目指しすぎないことです。
看護師は毎日忙しいので、予定通りに勉強できない日もあります。
疲れて寝てしまう日もあります。
夜勤明けで何もできない日もあります。
家族の用事で勉強時間が取れない日もあります。
それでも大丈夫です。
1日できなかったからといって、やめる必要はありません。
次の日にまた少し進めれば良いだけです。
FP3級の勉強は、短距離走ではなく、コツコツ進める自己投資です。
FP3級の勉強でやらなくていいこと
初心者がやりがちなのが、最初から完璧なノートを作ろうとすることです。
もちろん、ノート作りが好きな人は良いと思います。
でも、きれいなノートを作ることが目的になってしまうと、勉強が進まなくなることがあります。
最初は、テキストにマーカーを引くくらいで十分です。
また、教材をたくさん買いすぎる必要もありません。
まずは、テキスト1冊と問題集1冊で始めましょう。
いろいろな教材に手を出すより、同じ教材を何度も繰り返す方が力になります。
まず今日やること
この記事を読んだ後に、まずやってほしいことは1つです。
FP3級のテキストを1冊探してみること。
いきなり試験に申し込まなくても大丈夫です。
まずは、どんな内容を学ぶのかを見てみるだけでも一歩前進です。
本屋さんで見ても良いですし、ネットで口コミを見ても良いです。
「これなら読めそう」
と思えるテキストを選ぶことが大切です。
まとめ|看護師でもFP3級は十分目指せる
看護師として働きながら資格の勉強をするのは大変です。
でも、FP3級は生活に役立つ内容が多く、看護師にとっておすすめしやすい資格です。
勉強時間は人によって違いますが、まずは10時間くらいで全体像をつかむことを目標にすると始めやすいです。
そこから、テキストを読み、問題集を解き、間違えたところを確認していけば、少しずつ知識が身についていきます。
FP3級を学ぶことで、家計管理、保険、年金、税金、NISAなどへの苦手意識が減ります。
看護師資格は、収入を得る力。
FPの知識は、そのお金を守り、育てる力。
この2つを組み合わせることで、将来の生活への不安は少しずつ減らせると思います。
最初から完璧を目指さなくて大丈夫です。
まずはテキスト1冊から。
1日15分から。
できる範囲で、未来の自分のために始めてみましょう。

